Q,外国人技能実習生受け入れは、国際貢献になるのですか?

A,受け入れ自体が、国際貢献です。外国人技能実習制度における最大の目的は“発展途上国の人材育成”です。 日本の企業で3年間の研修・実習を終えた者たちは、現場で学んだ知識と技術を母国に持ち帰ります。 帰国した研修・技能実習生は技術力を持つ優秀な人材。国をささえる財産、というわけです。 彼らを受け入れることが、そのまま国際貢献になる。それが、外国人研修・技能実習制度です。

Q,外国人実習生を受け入れて良かったと言われることは何ですか?

A,「若い日本人にはもう見ることが出来ない若さやガッツ、パワーが実習生にある」―― 受け入れ企業の担当者様からこのようなコメントを頂くことが多々あります。 若く吸収力があり、やる気のある実習生が来ることによって、職場に良い意味での緊張感や活気が生まれます。 タケノコのような彼らの成長ぶりが見られるのも喜びのひとつ。 2年目以降になると、自らの成長のために、他の日本人が嫌がる仕事を快く引き受ける者も。 中には実習生帰国後に自社海外工場で雇用することにより、現地での品質管理や生産効率が上がったと、その成果に大変満足された企業様の事例もあります。

Q,外国人技能実習生って日本語は話せるのですか?

A,実習生の日本語レベルは小学校低学年くらいです。 一人で買い物が出来る、一人で電車に乗れる。電話での応対が出来る。など日常生活において不自由しない意思疎通ができます。 1年経つ頃には、発音はもとより活用や文法にも慣れてきて、相手の言うことを理解するだけではなく、自分の意思も自由に伝えられるようになります。 2年目以降は後輩が出来ることもあり、企業様と実習生のコミュニケーションをお手伝いするレベルにまで達する者もたくさんいます。

当組合では、6ヶ月1000時間の日本語教育を行っております。 入国前の現地研修から入国後の講習まで、一環して会話力を重視した日本語教育を行います。 企業様に配属後は、日本語検定対策講座の開催や、無料教室の紹介など、彼らが継続して日本語能力を伸ばせる環境作りをしております。 日本語能力試験では日本語検定N2、N1合格者も多数輩出しています。 日本語が自由に使える技能実習生が生まれたことは、当組合の地道な取り組みの成果として、非常にうれしいことと感じています。 配属前に日本語検定N4レベルに到達する事――これが当組合の最初の目標で、多くの実習生がこれに応えています。論より証拠。―― ご連絡を頂ければ、広報が参考資料をお持ちします。また、実際に会い、話して、納得していただく機会も提供いたします。

 

Q,実習実施機関(受け入れ企業)が注意するべきことは?

A,実習生に関するトラブルには、精神面で陥ると困る状態と、制度面から問題視されることがあります。

精神面で陥ると困る状態 ・コミュニケーション不足からくる相互不信 ・甘やかしすぎ・厳しすぎ 他。 制度面から問題視されること ・不正行為 ・2年目以降の、労働基準法に反する行為(最低賃金割れなど) ・社会保険への未加入等。

 

Q,実習生のために準備する宿泊施設での注意点は?

A,宿泊施設として、生活をする上で必要となる空間と設備を用意しなければなりません。 実習生は、貴社の寮に入った時点では、自力で生活に必要な設備を用意するだけのお金を持っていません。 そのため、洗濯機や冷蔵庫といった生活備品も用意していただく必要があります。

Q,技能実習生が病気になったら?

A,当組合の全実習生が加入している実習生総合保険をお使いください。 実習生が病気になった場合、一旦、貴社で治療に要した費用を立て替えていただきます。 立替分は、実習生総合保険によって全額返還されます。 技能実習生の病気等については、社会保険が適用されますので、一旦本人が本人負担分3割を支払い、後に技能実習生総合保険によって本人負担分が補填されます。 なお、めんどうな請求手続きなどは基本的に当組合が行わせていただきます。

Q,家族の呼び寄せや一時帰国はできるのですか?

A,一時帰国については、技能実習生の家族の不幸などがあった場合、諸事情を検討した上で認めております。 ただ、同居の為に家族を呼び寄せることは不可能です。